「PayPay商品券」とは、有効期限と利用範囲が限定された、PayPayの支払い方法のひとつです。
PayPay商品券は、「さとふる」経由での各自治体のふるさと納税返礼品、または各自治体等の施策として配布・販売されています。
PayPayユーザーは、PayPay商品券を対象加盟店での支払いに利用できます。
対象加盟店
PayPay商品券を支払いに利用できる加盟店は、商品券ごとに異なります。商品券の発行依頼元である自治体等が選定した店舗でのみ利用できます。
ふるさと納税返礼品としてのPayPay商品券の対象店舗は、地場産品を取り扱うお店として、各自治体が選定します。
加盟店側に認識いただきたいこと
PayPay商品券の使用は支払いをするPayPayユーザーが選択するもので、加盟店側の受け取りに関しては、基本的にその他の支払い方法と変わりありません。
分割決済が認められます
通常、一つの売上として処理すべき取引を複数の売上として扱う行為は、PayPay加盟店規約違反となるため禁止されています。
ただし、残高を残したまま有効期限となってしまうことを防ぐため、PayPay商品券を使用する取引においては、分割決済が認められています。
取引時に追加でかかる費用はありません
取引においてユーザーがPayPay商品券を使用する際は、加盟店側が追加で負担する費用はありません。
有効期限を過ぎた商品券は返金されません
PayPay商品券を使った取引をキャンセルして返金した場合、返金分はもとの商品券の残高として戻ります。有効期限が延長されることはありません。
そのため、取引時点では有効期限内だった場合でも、返金処理時点で有効期限を過ぎていると、当該商品券の支払い分は返金されません。
併用払いでほかの支払い方法(PayPay残高、PayPayクレジットなど)からも支払っていた場合は、それぞれの支払い方法に対して返金されます。
PayPayステップ、自治体キャンペーンなどのポイント付与対象外です
PayPay商品券を使った支払い分は、PayPayステップ、自治体キャンペーン、超PayPay祭などのポイント付与は対象外です。
併用払いでほかの支払い方法(PayPay残高、PayPayクレジットなど)からも支払っていた場合は、PayPay商品券利用分を除いた取引金額に対してポイントが付与されます。
商品券の利用
PayPay商品券を保有するPayPayユーザーは、「商品券の自動適用」を設定するかどうかを選択できます。
「商品券の自動適用」を設定している
「商品券の自動適用」を設定している場合、対象加盟店で決済すると、商品券から自動で支払われます。
PayPay商品券の自動適用(優先順位設定)について – PayPay ヘルプ
自動適用される商品券は最大2つまでです。対象店舗で利用できる商品券を複数保有している場合、以下の優先順位で使用されます。
- 有効期限が短い商品券
- (有効期限が同じである場合)残高が多い商品券
- (残高が同額である場合)発行日時が古い商品券
支払い金額に対して商品券の残高が不足する場合、残額は自動でPayPay残高またはPayPayクレジットが適用されます。併用しても不足する場合は、 PayPayポイントか、「支払い方法の優先順位」の2番目に設定した支払い方法(PayPay残高またはPayPayクレジット)で全額が支払われます。
PayPay商品券と他の支払い方法との併用払いについて – PayPay ヘルプ
「商品券の自動適用」を設定していない
商品券の自動適用を設定していないPayPayユーザーは、支払い時に支払い方法として「PayPay商品券」を選択して商品券を利用します。
自動適用を設定していない場合、一度に利用できる商品券は1つまでです。
よくある質問
Q. PayPay商品券が使える商品・サービスに制限はある?
ふるさと納税返礼品としてのPayPay商品券
地場産品の支払いにのみ制限されています。
地場産品以外の商品・サービスの支払いにPayPay商品券を利用したことが発覚すると、PayPay商品券の対象店舗から除外される可能性があります。
地場産品については、総務省が発表している「地場産品基準」を参照してください。
自治体等が実施するプレミアム付商品券事業等としてのPayPay商品券
たばこなど、一部の商品・サービスには使用できない場合があります。各事業のキャンペーンページを参照してください。
Q. 分割決済ができるのは残高不足の場合のみか?
いいえ、残高不足の場合だけでなく、PayPayユーザーから希望があった場合は分割決済としてかまいません。
ユーザーが希望する金額でPayPay決済をし、残額をその他の支払い方法で決済できます。
- 例:残高3,000円分のPayPay商品券を所有するPayPayユーザーが5,000円の支払いをするとき
- 3,000円をPayPay商品券で、2,000円を現金で決済
- 2,000円をPayPay商品券で、3,000円を現金で決済
Q. 支払い完了後にユーザーから「PayPay商品券を使いたい」と言われたら?
取引完了後は、支払い方法を変更することができません。
PayPay残高などほかの支払い方法で取引が完了した後に、PayPay商品券の利用希望を申告された場合は、返金して取引をやり直してください。
Q. PayPay商品券を使った取引の返金方法は?
通常のPayPay決済における返金手続きと変わりありません。ただし、返金処理時に商品券の有効期限が過ぎていた場合、商品券での支払い分は返金されません。
決済代行事業者を介してPayPayを利用している加盟店は、契約している決済代行事業者にお問い合わせください。
Q. PayPay商品券が利用されたかどうかはどのように確認できる?
取引における支払い方法は、PayPay for Businessの取引履歴で確認できます。PayPay商品券が利用された取引は、支払い方法に「PayPay商品券」と記載されています。
決済代行事業者を介してPayPayを利用している加盟店は、契約している決済代行事業者にお問い合わせください。
Q. PayPay商品券に関するユーザー向けの問い合わせ先は?
PayPayユーザーからの、PayPay商品券の利用に関するお問い合わせは「PayPayカスタマーサポート窓口」までご連絡いただくようご案内ください。
ふるさと納税やさとふるサイトに関するお問い合わせは、さとふるにお問い合わせいただくようご案内ください。