誰もが目にしたことのあるクレジットカードや電子マネーに加え、最近ではQRコード決済やスマホ決済という種類の手法が加わりました。
しかし、あまりにも数が多く、結局のところどれが一番お得なのかが分かりづらいという人も多いのではないでしょうか。
とくにQRコードを使ったキャッシュレス決済サービスを提供する事業者は大規模なキャンペーンを多数展開しているため、なんとなくお得そうなイメージを持ちますよね。しかし、他の決済手法に比べどの程度お得なのかはいまいちわかりづらいところ。クレジットカードや電子マネーと比較した場合、どの程度お得なのか含めて詳しく紹介していきます。
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目次
現在盛り上がっているQRコード決済やスマホ決済を中心に、キャッシュレス決済サービスを選ぶうえで重要な3つのポイントをまとめました。
現金を使わずキャッシュレス決済サービスを選ぶもっとも大きなメリットは、ポイント還元が受けられることでしょう。
ですが、キャッシュレス決済を利用する事業者や加盟店、利用時期によってもポイント等の還元率は大きく異なるものです。一般的には各社0.5%という還元率を設定しているものの、特定の条件で1%〜3%といった高還元率を実現しているケースもあります。
キャッシュレス決済をお得に使うために、さまざまな条件に応じて複数の決済を使い分けるのもおすすめです。2018〜2019年にかけては、PayPayをはじめとするスマホ決済事業者が、最大20%程度の還元キャンペーンを頻繁に実施しています。
一部キャッシュレス決済サービスを提供する事業者のクレジットカードが利用できないお店が存在するように、スマホ決済や電子マネーの場合も利用できる加盟店は異なります。
還元率が高かったとしても、普段利用しているコンビニや飲食店、ドラッグストアなどで利用できないと還元されるポイントも貯まりづらく、トータルで見たときに必ずしもお得とはいえないこともあります。
キャッシュレス決済各社のホームページには、利用可能な対象店舗が一覧で掲載されているため、自身が普段利用する店舗がどれだけ対応しているかを比較して見極めてみるとよいでしょう。PayPayで支払い可能なお店は順次拡大中。使えるお店はPayPay公式サイトでご確認ください。
キャッシュレス決済においてはチャージ方法も重要なポイントです。口座振替やクレジットカード、コンビニでの現金チャージ、そして最近ではオートチャージに対応したキャッシュレス決済サービスも増えています。
チャージ方法の充実度合いは利便性にも直結します。クレジットカードとの連携が可能であれば口座残高を切らしていてもチャージができる上、クレジットカードのポイントを貯めることができます。
口座直結ならその場で引き落としがされるので、お金を使い過ぎてしまう危険を緩和できます。
PayPayのように、残高が自動でチャージされるオートチャージ機能がついているキャッシュレス決済サービスも便利です。レジの前でチャージ額が切れていることに気づいて、あたふたしてしまう……なんていう心配はありません。
これまでキャッシュレス決済の代表的な存在であったクレジットカードですが、スマホ決済と比較した場合にどちらがお得なのでしょうか。両者の違いを比較しながら考えていきましょう。
クレジットカードとスマホ決済は、両者ともに0.5%程度のポイント還元率が標準的です。ただし、企業がクレジットカード会社と提携して独自に発行しているクレジットカードの場合は、自社で買い物をした際にポイント優遇を受けられることも珍しくありません。
PayPayの場合は、PayPay残高からの決済またはYahoo!マネー、ヤフーカードを使った決済の場合は3%の還元を実施しており、これは標準的なクレジットカード支払の約6倍にもなります。
決済方法 | PayPay決済 | クレジットカード決済 | 現金決済 |
---|---|---|---|
還元率 | 3%※PayPay残高・Yahoo!マネー・ヤフーカードからの支払の場合 | 0.5%〜1.5%程度 | なし |
還元方法 | PayPay残高 | クレジット会社指定のポイント | ー |
クレジットカードによる決済を行った場合、当然のことではありますが、クレジットカード会社からのみポイントが還元されます。しかし、スマホ決済にクレジットカードをあらかじめ登録しておき、スマホ決済経由でクレジットカード払いをするとクレジットカードのポイントとスマホ決済の還元を二重で受け取れるケースもあります。
たとえばPayPayの場合は、PayPayに登録したクレジットカードから支払いをすると通常のクレジットカード払いと同様の処理がされ、クレジットカード側のポイントも付与されます。
PayPayに登録したクレジットカード | PayPay残高・Yahoo!マネー | 通常のクレジットカード決済 | |
PayPay残高の還元 | ◯ | ◯ | ✕ |
クレジットカードのポイント還元 | ◯ | ✕ | ◯ |
そのため、通常通りクレジットカードで決済するよりも、PayPayにクレジットカードを登録した状態でPayPayでの決済をしたほうがポイント還元率は高いです。
ただし、PayPayで登録可能なクレジットカードはVISAカード、MasterCard、ヤフーカードの3つに限られており、ヤフーカード以外は還元率が0.5%と下がってしまいます。
PayPay残高・Yahoo!マネー | PayPayに登録したヤフーカード | PayPayに登録したヤフーカード以外のクレジットカード | |
還元率 | 3% | 3% | 0.5% |
クレジットカードのポイント還元 | ✕ | ◯ | ◯ |
上記の表からも分かるとおり、PayPayで最も高い還元率を目指すのであれば、ヤフーカードをPayPayの決済用として登録することがおすすめです。これからヤフーカードを新たに作る人であれば、新規加入時の特典も受けることができるため更にお得になります。
スマホ決済では加盟店ごとに期間限定のキャンペーンを行っていることも多いです。
PayPayでは、「ワクワクペイペイ」というキャンペーンを実施しており、毎月特定の店舗で最大10〜20%程度の還元を受けられます。
また、1回の決済で付与される還元金額と、期間中に還元される金額には上限が設けられています。キャンペーン対象店舗によっても還元の上限は変わるため、あらかじめPayPayのホームページで確認しておきましょう。
ちなみに、上記のワクワクペイペイに加えて「PayPayチャンス」という抽選も行っており、最大1,000円相当の還元が受けられます。
クレジットカードよりも気軽に発行できるキャッシュレス決済として、ポイントカード付き電子マネーの普及も進んでいます。主に小売大手が発行しているケースが多いですが、使い方次第ではクレジットカードやスマホ決済以上のお得な還元を受けられます。こちらもスマホ決済と比較しながら詳しく見ていきましょう。
ポイントカード付き電子マネーはクレジットカードと同様に0.5%〜1%程度の還元率が一般的ですが、大手小売では月に数回大規模なポイント還元キャンペーンを開催しています。このようなセールの期間中は、どの決済方法よりもポイントカード付き電子マネーの利用がお得なことも珍しくはありません。
最も賢い使い方としては、普段の買い物では還元率の大きいスマホ決済を利用し、月に数回実施される大規模なポイント還元キャンペーンでは指定の電子マネーを利用する方法が考えられます。
ポイント還元率を優先すると上記のようなキャッシュレス決済の活用がお得になるのですが、電子マネーカードの使い分けや対応店舗の少なさなどデメリットも多いです。
キャッシュレス決済をお得に使うためのポイントをいくつか紹介してきましたが、以下の2点に留意しながら使い分け、場合によっては組み合わせて利用しましょう。
また、キャッシュレス決済黎明期の現在ならではのお得な使い方が、提供中のキャンペーンをフル活用すること!
PayPayでは毎月お得に残高を貯められるキャッシュバックキャンペーンを行なっているほか、わりかんや個人間送金など現金よりも便利なやりとりができます。
PayPayを含め、お得なキャンペーンや特典が盛りだくさんのキャッシュレス決済を、ぜひ使ってみてくださいね。
※「QRコード」は、株式会社デンソーウェーブの登録商標です。
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