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近年、日本ではキャッシュレス化が進んでいますが、日本よりもさらにキャッシュレス化が進んでいる国が韓国です。
本記事では、韓国のキャッシュレス事情や、どんなキャッシュレス決済手段があるのかなどを解説します。
韓国のキャッシュレス事情に興味がある人、韓国に旅行予定の人はぜひ最後までお読みください!
目次
韓国は世界的にもトップクラスのキャッシュレス社会ですが、実際にどれくらいのキャッシュレス普及率なのでしょうか。
野村総合研究所の「キャッシュレス化推進に向けた国内外の現状認識」の調査によると、2016年には韓国のキャッシュレス普及率が世界で最も高い96.4%となっています。
また、その他の代表的な国のキャッシュレス普及率と韓国を比較すると以下のとおりです。
韓国 | 96.4% |
イギリス | 68.7% |
シンガポール | 58.8% |
アメリカ | 46.0% |
日本 | 19.8% |
このように、先進国はどの国も50%前後のキャッシュレス化が進んでいますが、日本は約20%とキャッシュレスの普及率が低いのが現状です。
また国によって、キャッシュレスの決済手段も異なります。
たとえば、韓国ではクレジットカードでの決済が主流ですが、中国ではQRコード決済、インドではPaytmやGooglePayによるスマホ決済が主流です。
韓国は世界で最もキャッシュレス化が進んでいる国ですが、なぜ韓国のキャッシュレス普及率は高いのでしょうか?
韓国のキャッシュレス普及率が高い理由として挙げられるのが、政府の政策です。
キャッシュレス化を促進するため、韓国政府は以下のような政策を行っています。
これらの施策を行った結果、1999年から2002年にかけて、クレジットカードの発行枚数が2.7倍になり、クレジットカード利用金額が6.9倍に増加したと分析されています。
財務省によると、韓国では、クレジットカードの決済額が年収の4分の1を超えた分に対して、その20%を300万ウォン(約30万円)を上限に所得から控除し、年末の源泉徴収時に還付する制度をスタートしました。
(出典:財務総合政策研究所)
そのため現金で支払うよりも、クレジットカードで支払ったほうが、国民が収めなければならない税金の金額が少なくなります。
なお、2012年の税制改正で、控除率は20%から15%まで引き下げられています。
韓国政府はクレジットカード決済をした消費者に対して、宝くじの参加券を付与する政策を展開しています。
この政策は、消費者が店舗でクレジットカード決済をした際に、その購入額が1,000円を越えると、レシートに宝くじの抽選番号が付与されるというものです。
従来は、宝くじに参加するには、店舗で宝くじを購入する必要がありましたが、現在はクレジットカードで1,000円以上お買い物をするだけで実質無料で宝くじに参加できるようになっています。
宝くじの抽選は毎月1回行われ、当選金はなんと1億8千万円です。
クレジットカードで支払いをするだけで、毎月1億8千万円が手に入るチャンスがもらえることは、消費者が現金からクレジットカード決済に移行した大きな理由のひとつと考えられます。
韓国政府は、年商240万円以上の店舗を対象にクレジットカード決済の導入を義務づけました。
その結果、小売店やコンビニ、スーパー、アミューズメントなどほとんんどの店舗でクレジットカード決済が導入されました。
韓国ではキャッシュレス普及率が96.4%となっていますが、すべてのキャッシュレス決済がクレジットカードによる決済というわけではありません。
韓国では大きく分けて、以下3つのキャッシュレス決済が多く利用されています。
クレジットカードは韓国で最も利用されている決済手段です。
日本の財務省によると、個人消費額に占めるクレジットカード決済額の割合が2017年時点で75.4%を占めています。
(出典:財務総合政策研究所)
韓国で使われている主なクレジットカードのブランドは以下のとおりです。
この5種類のブランドが主に使用されており、コンビニ、百貨店、町の小売店、タクシーなど、韓国のありとあらゆるところでクレジットカードが利用できます。
Tマネーカード(T-money card)とは、鉄道や地下鉄、バスなどの交通機関の乗り降りをスムーズに行うために利用されています。
日本のSuicaやICOCAといった、交通系ICカードと似たようなものだと考えていただいて大丈夫です。
日本の交通系ICカードは交通機関の乗り降りだけでなく、コンビニや自販機でも電子マネーとして利用できますが、Tマネーカードも同様で、加盟店であればお買い物もできます。
ゼロペイ(Zero Pay)はソウル市が2018年12月に開始したサービスで、QRコードを利用して決済するモバイル決済サービスです。
韓国ではクレジットカード決済が主流ですが、特に小規模の小売店にとってクレジットカード決済の手数料は大きな負担となっていました。
そこで、決済手数料を抑えられるゼロペイが導入されました。店舗の決済手数料は0%、ゼロペイを使った消費者は40%の所得控除を受けられるようにすることで、ゼロペイの普及率は上がっています。
2019年の4月には、ソウル市内のゼロペイの加盟店は10万店に達し、カフェや雑貨店、薬局などで利用できるようになっています。
(出典:SEOUL METROPOLITAN GOVERMENT)
韓国ではクレジットカードが利用できる場所はとても多く、いくつか例を挙げると以下の場所で利用できます。
先ほども述べたように、年商240万円以上の店舗はクレジットカード決済の導入が義務づけられているため、観光客が行くであろうほとんどの場所でクレジットカードが利用できます。
逆にクレジットカードが利用できない場所は以下のような場所です。
このような地方にある店舗で、小規模な店舗に関してはクレジットカードが利用できないことがあります。
ただし、クレジットカードが利用できない店舗でも、QRコード決済サービスのゼロペイが利用できる場合もあります。
韓国に旅行するときには、クレジットカードか現金かどちらを利用するべきか悩まれると思いますが、お得にお支払いがしたい人はクレジットカードを使うべきです。
たとえば、日本円を持っていって現地でウォンに両替した場合、両替手数料として3%~8%ぐらいが必要になります。
しかし、クレジットカードで決済すれば、為替手数料として引かれるのは、1.6%程度です。(※国際ブランドによって異なります)
比較すると以下のとおりです。
日本のキャッシュレス普及率は、冒頭でもお伝えしたように、19.8%と比較的低い水準ですが、日本政府はキャッシュレス化を促進させるためにさまざな政策を行っています。
経済産業省の「キャッシュレス・ビジョン2019」によると、日本はキャッシュレス普及率を2025年までに40%以上にする目標を掲げています。
(参考資料:キャッシュレス・ビジョン 平成30年4月)
というのも、2020年の夏以降、急拡大すると見込まれている、訪日外国人旅行者の消費を促したいという意図があるためです。
日本では、2019年10月からの消費税増税に伴い、キャッシュレス・消費者還元事業でキャッシュレス利用の推進を行っています。
その中でも、急速に普及しているキャッシュレス決済としてQRコード決済サービスが挙げられます。代表的なのは、利用率No.1のPayPayです。
※ICT総研調べ(2020年1月時点)
PayPayの利用方法はとても簡単で、あらかじめPayPayアプリに現金をチャージしておくか、クレジットカードと連携させておき、店舗のQRコードを読み取ること、または、スマホ画面に表示されているバーコードを読み取ってもらうことで決済が完了します。
また、PayPayは決済だけでなく、アプリを持っているユーザー同士での個人間送金も可能です。
店舗オーナーの方は、QRコード決済を利用している消費者の集客を考えているのであれば、ぜひチェックしてみてください。
本記事では、韓国がなぜキャッシュレス社会になったのかと、韓国のキャッシュレス決済事情について解説しました。
韓国でも多くのキャッシュレス決済が普及していますが、最も利用されているのはクレジットカードです。
韓国に行く際には、クレジットカードを準備してお得にスマートに決済ができたらいいですね。
・「QRコード」は株式会社デンソーウェーブの登録商標です。
・「Suica」は東日本旅客鉄道株式会社の登録商標です。
・「ICOCA」は西日本旅客鉄道株式会社の登録商標です。
\ QRコード決済利用シェアNo.1※/
いま一番使われているQR決済だから、集客アップにつながります。
※インテージ SCI Payment 決済サービス / 決済手段別 決済回数構成比
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