この記事はこんな方におすすめ
この記事によって分かること
PayPayからお申込みがおトクな
マルチ決済端末
端末費用0円・月額利用料1,980円〜・決済手数料もおトク
店舗・EC・サービス業などで、クレジットカード決済を導入したいと考えている方もいるかもしれません。しかし、導入のメリットや選び方がわからず「なかなか契約に踏み切れない……」とお悩みの方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、クレジットカード決済を導入するメリットや導入方法、選び方のポイントについてご紹介します。クレジットカード決済の導入を検討している方はぜひご確認ください。
目次
日本国内におけるクレジットカード決済の利用率は年々増加しており、経済産業省の発表によると、2024年のクレジットカード決済金額は約106兆円にのぼり、キャッシュレス決済全体の約83%を占めるなど、決済手段の主流となっています。
では、クレジットカード決済を導入することで、事業者側はどのようなメリットを得られるのでしょうか?ここでは、導入によるメリット・デメリットの両面を詳しく解説します。
クレジットカード決済を導入するメリットとしては以下があります。
クレジットカードは「あと払い」であるため、現金よりも購買心理的なハードルが低く、顧客が高額な商品やサービスを購入しやすくなります。 その結果、客単価の向上につながるケースが多く見られます。
クレジットカード決済では、すべての取引が電子データとして記録されるため、売上管理・会計処理・レジ締め作業などの手間が大幅に削減できます。また、このような電子データは確定申告の際にも役立てられます。
お店の入口などに、各ブランドのステッカーを貼ったり、HPに「クレジットカード可」と明記したりすることで、キャッシュレス派の顧客に選ばれやすくなります。 地図アプリや決済アプリの加盟店一覧にも表示されることがあり、新規顧客の獲得にもつながります。
現金を持っていない顧客でもクレジットカードで支払いができるため、「今、買いたい」というタイミングを逃さずに販売につなげることができます。 特に高額商品や急な来店が多い業種では、機会損失の予防に繋げることができるでしょう。
現金の場合は「預かった金額を確認しておつりを渡す」といったプロセスが発生しますが、クレジットカード決済にすることで現金のやりとりがなくなり支払いがスムーズになります。会計の待ち時間を短縮できるため、ストレスが軽減され、顧客満足度の向上効果が期待できます。
キャッシュレスに慣れた若年層や訪日外国人観光客は、現金よりもクレジットカード決済を好む傾向があります。店舗やサービスのターゲット層に若年層やインバウンドが含まれる場合は、クレジットカード決済の導入することでニーズに応えられます。
クレジットカード決済は利便性が高く、業務効率化や売上拡大に繋がる一方、事業者にとってはコストや資金繰り面でデメリットが発生するケースもあります。導入後のメリットを大きくするためにも、以下のようなポイントに注意しましょう。
クレジットカード決済を導入する際には、以下のようなコストが発生するケースがあります。
決済端末の購入や設定に関する費用。高機能な据え置き型やマルチ決済端末は1万〜5万円以上かかることもあります。
クレジットカードカード会社または決済代行会社に支払う手数料。一般的には1回の取引ごとに3%程度の手数料が売上から差し引かれます。
一部のサービスでは、決済端末の通信費やシステム利用料、サポート費などが発生することもあります。
ただし、このような費用は決済サービスによって異なるのが一般的です。初期費用無料のキャンペーン、手数料3%未満などのサービスもあるため、コストを抑えたい方はこのようなサービスの活用を検討しましょう。
クレジットカード決済は「あと払い」の仕組みであるため、決済から入金までにタイムラグが発生します。「運転資金に余裕がない」「開業から日が浅い店舗」などの場合は、決済から入金までのタイムラグが短いサービスを利用することを併せて検討すると良いでしょう。
このように、クレジットカード決済にはメリット・デメリットがあるため、導入前にしっかりポイントを押さえておくことが大切です。
また、キャッシュレス決済の中でも、近年利用者が増加しているのが「QRコード決済」です。
経済産業省の発表によると、2024年のQRコード決済比率は9.6パーセントとなっており、クレジットカード決済に次いで利用されているキャッシュレス決済となっています。
決済方法を増やしたいと考えている方は、クレジットカード決済だけでなく、QRコード決済の導入も検討しましょう。
出典:経済産業省「2024年のキャッシュレス決済比率を算出しました」
クレジットカード決済の導入方法と申込から導入までの流れをご紹介します。クレジットカード決済の導入方法には3つの種類があり、それぞれにメリット・デメリットがあるためしっかりチェックしましょう。
クレジットカード決済を導入する方法は大きく分けて「クレジットカード会社との直接契約」と「決済代行会社を通じた契約(個別開発 or 汎用端末)」の3通りがあります。それぞれのメリット・デメリットを確認しましょう。
クレジットカード会社(例:Visa・Mastercard・JCBなど)と個別に加盟店契約を結ぶ方法です。自社でクレジットカード決済の仕組みを構築し、売上処理をカード会社ごとに行います。
売上処理などのカスタマイズ性が高く、決済手数料を低く抑えられる可能性がありますが、複数のカード会社と個別に契約・審査が必要になります。管理の負担も大きくなるため、小規模な店舗やサービスにはあまり向いていない方法といえます。
決済代行会社(PayPayなど)を通じて、汎用の決済端末を申込んで導入する方法です。もっとも一般的かつ簡単な導入方法で、個人事業主や小規模店舗でよく利用されています。
複数のブランド・決済方法に対応した決済端末を選ぶことができ、申込~導入までの期間がもっとも短い方法です。導入・運用にかかるコストも低いので、クレジットカード決済の導入がはじめての方にもぴったりだといえるでしょう。
決済代行会社を通じて、複数のクレジットカードブランドと一括で契約する方法です。申込・手続・審査を一括で行えるため、クレジットカード決済を導入する方法として人気があります。個別開発のケースでは、事業者の希望に合わせて決済端末を開発できます。
決済端末をイチから開発するため、サブスクリプションや分割・定期課金などの多彩な機能に対応可能なため、大規模な事業者や特殊な決済フローが必要な企業がこの方法を選ぶケースが多くなります。ただ、端末・システム開発のコストや工数がかかるため、小規模事業者でこの方法を選ぶケースは稀なケースと言えます。
決済代行会社(汎用端末)のフローをもとに、導入までの流れをご紹介します。かつては、申込書を取り寄せて郵送するという方法が一般的でしたが、現在はWebから簡単に申込が行えます。
1.スマートフォンやパソコンから仮登録
2.Web申込み
3.加盟店審査
4.審査結果
5.端末が発送される
6.初期設定・利用開始
事業者は、「仮登録・Web申込み」の入力と届いた端末の初期設定を行うだけですぐに利用できます。たとえばPayCAS Mobileの場合、セッティングが完了した端末が発送されるため、電源を入れてすぐに利用開始できます。
クレジットカード決済サービスを選ぶ際は、どのようなポイントに注意すべきなのでしょうか?ここでは、選び方の7つのポイントについて解説します。導入を検討している方は、以下のポイントを押さえましょう。
クレジットカード決済導入時には、以下の費用が発生する場合があります。
・初期費用(端末の購入や設定費用)
・月額費用(システム利用や通信料)
・決済手数料(1回の取引ごとに約3%が一般的)
・入金手数料(銀行口座への振込時)
導入・運用にかかる費用はサービスによって大きく異なるため、さまざまな企業の料金を比較検討しましょう。
小規模店舗やサービスを運営している場合は、なるべくコストがかからないサービスを選ぶことが大切です。
決済サービスによって対応ブランドや決済方法に違いがあります。クレジットカード決済だけで良いのか、電子マネーやQRコードにも対応した端末が必要なのかを確認しましょう。最近ではQRコード決済の利用者が増えているため、複数の決済方法に対応した端末がおすすめです。
クレジットカード決済サービスは、申込から導入までに審査や手続きが必要です。導入までの期間は、サービスの種類や審査の内容によって異なるため、どの程度の期間がかかるかを確認しましょう。複数のブランド・決済方法に対応するマルチ端末の場合は、2~4週間程度かかるのが一般的です。
「入金サイクル」とは、決済から入金までの期間を指す言葉です。資金繰りやキャッシュフローに影響を与える可能性があるため、検討するサービスの入金サイクルも確認しましょう。
最近の決済端末には、支払い機能だけでなく、以下のような業務支援機能が付帯しているケースがあります。
・POSレジ連携
・勤怠管理
・売上分析・レポート出力
・レシート印刷機能
・SIMカード搭載
これらの機能を活用することで、業務効率化が可能になるため、どのような機能が必要かを明確にし、用途に応じて必要な機能が搭載されたサービスを選びましょう。機器をシンプルにする「レシート印刷機能」、ネットワークが不安定でもキャリア回線を活用できる「SIMカード搭載端末」などがあると、業務効率化が可能なほか、動作を安定させることができます。
決済サービスは顧客の個人情報やクレジットカード情報を扱うため、高度なセキュリティ対策が必要不可欠です。以下のような認証・基準を満たしているサービスを選びましょう。
・PCI DSS(国際的なカード情報セキュリティ基準)
・ISMS認証(情報セキュリティマネジメントシステム)
・プライバシーマーク(個人情報保護体制)
不正アクセスや情報漏洩が発生すると、信用失墜や損害賠償に直結するリスクがあるため、安心して使えるサービスを選びましょう。
どのような事業者が導入しているか、どれだけの実績があるかは、そのサービスの信頼性を示す大きな指標です。同じ業態・業種の導入実績があるかどうかをチェックしましょう。各サービスのWebサイトには、導入実績や利用者の声などがまとめられているので、検討段階で確認してみてください。
最後に、クレジットカード決済を導入した小規模事業者の事例についてご紹介します。
決済方式のニーズや会計処理の課題解決のためクレジットカード決済を導入したキッチンカー事業者のケースです。
・30代夫婦によるキッチンカー営業
・平日はオフィス街、週末はイベント出店
・現金のみ対応で、お釣り管理や釣り銭切れに悩まされていた
・「カード使えますか?」という問い合わせが増加
・忙しい昼時に会計処理が混み合い、行列ができて客離れの原因に
・ポータブルでバッテリー内蔵、レシート印刷も可能なマルチ決済端末を選択
・クレジットカード、QRコード決済など幅広い決済に対応
・SIM搭載でキャリア回線に対応していたため、外でも通信が安定
・釣り銭切れの悩みがなくなった
・マルチ決済端末の導入で、会計処理がスムーズになり、回転数が増加。売上アップが実現
ポータブル型マルチ決済端末を導入し、会計効率と顧客満足度を高めたカフェの事例です。
・住宅街で夫婦が営むカフェ
・テイクアウトとイートインを併用し、地元客が中心
・現金のみ対応で「キャッシュレスは使えますか?」という問い合わせが頻発
・ピークタイムに会計が重なり、行列・混雑の原因に
・レジから離れたテラス席では注文・会計が非効率だった
・手のひらサイズで、レシート印刷・クレジットカード・QR・IC決済に1台で対応できるマルチ決済端末を導入
・Wi-Fiに加え、SIM搭載で回線が安定
・キャッシュレス利用者が3割増加し、売上も着実に伸長
・テラス席でもその場で会計ができるようになり、回転率が向上
・現金管理の手間が減り、会計処理の効率化につながった
現地対応の支払い手段として、ポータブル型のマルチ決済端末を導入した訪問整体師のケースです。
・個人で運営する訪問型の整体サービス
・主な対象は高齢者宅やビジネスマン向けの出張施術
・現金のみ対応だったため、利用者が「手元に現金がない」と困るケースが多発
・会計に手間取ることで、1件あたりの滞在時間が延び、スケジュール調整に影響
・コードレスで持ち運びがしやすく、1台で主要なカード・QRコード・IC決済に対応するマルチ端末を採用
・SIM搭載で屋内外問わず通信が安定し、どの訪問先でも使用可能
・バッテリー内蔵で1日数件の施術にも十分対応
・「キャッシュレス可」によって予約時点での離脱が減少
・支払いがスムーズになり、施術本数が月あたり15〜20%増加
・未収金や現金準備に関するトラブルがなくなり、信頼感向上につながった
クレジットカード決済は、スタンダードな支払方法のひとつとなっており、導入することで顧客単価の向上や業務効率化、集客力の強化など多くのメリットが得られます。
クレジットカード決済の導入にお悩みの方は、「どのような決済方法に対応したいか」「コストはどの程度を想定しているか」「準備期間はどのくらいか」などのポイントに注意して、複数のサービスを比較検討したうえで事業規模や店舗運営に合った決済サービスを選びましょう。
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