居酒屋の開業完全ガイド!必要な資金・資格から成功の秘訣までを解説

居酒屋の開業完全ガイド!必要な資金・資格から成功の秘訣までを解説

「いつかは自分の居酒屋を持ちたい」

その夢、具体的な計画に落とし込む準備はできていますか?

居酒屋の開業は、多くの人にとって魅力的な目標ですが、その道のりは決して平坦ではありません。しかし、正しい知識と入念な準備があれば、成功の確率は飛躍的に高まります。

この記事では、漠然とした夢を「実現可能な事業計画」へと変えるための完全ガイドをお届けします。コンセプト設計から資金調達、成功の秘訣まで、開業に必要な全ステップを順を追って解説していきます。

この記事はこんな方におすすめ

  • 居酒屋開業を成功させたい方
  • 開業の全体像を正確に把握したい方
  • 失敗のリスクを最小限に抑えたい方

この記事によって分かること

  • 居酒屋開業のコンセプト設計から資金調達
  • 居酒屋開業の全ステップを失敗しないためのポイント
  • キャッシュレス決済導入のメリット

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STEP1:まずは、コンセプト設計と事業計画

全ての繁盛店には明確な「コンセプト」があります。

どんなに美味しい料理や良い立地があっても、お店の軸となるコンセプトがブレていては、お客様の心をつかむことはできません。

最初の一歩にして、最も重要なステップです。

なぜコンセプトが最重要なのか?

コンセプトとは、「誰に、何を、どのように提供し、どんな価値を感じてもらうか」という、お店の根本的な設計図です。この設計図が、以下のような全ての意思決定の土台となります。

出店場所 学生街か、オフィス街か、住宅街か
内外装 大衆的で賑やかな雰囲気か、落ち着いた大人の空間か
メニュー 名物料理、ドリンクの種類、価格設定
接客スタイル フレンドリーで活気があるか、丁寧で落ち着いているか
集客方法 SNSでの発信か、地域密着のチラシか

明確なコンセプトがあれば、これら全ての要素に一貫性が生まれ、お店の「個性」や「魅力」が際立ちます。逆にコンセプトが曖昧だと、特徴のない「よくある居酒屋」になってしまい、数多の競合店の中に埋もれてしまうのです。

居酒屋のコンセプト設計5つのポイント

魅力的なコンセプトを設計するために、以下の5つのポイントを自問自答しながら深掘りしていきましょう。

1:ターゲット(Who:誰に?)

どんなお客様に来てほしいですか?年齢、性別、職業、ライフスタイルなどを具体的にイメージします。「会社帰りの30代男性」「日本酒好きの女性グループ」「近隣に住むファミリー層」など、ターゲットが具体的であるほど、お店の方向性が明確になります。

2:提供価値(What:何を?)

料理やドリンクはもちろん、「落ち着ける時間」「仲間と集う楽しさ」といった体験的な価値も重要です。看板メニューは何か、ドリンクの品揃えはどうするか、価格帯はいくらが適切かを考えます。

3:店の雰囲気(How:どのように?)

どのような空間とサービスで価値を提供するのかも重要です。立ち飲みで気軽に楽しめるスタイルか、個室でゆっくり過ごせるスタイルか。スタッフとお客様の距離感や接客のトーンも、お店の居心地を左右する大切な要素です。

4:立地(Where:どこで?)

コンセプトに合った立地を選ぶことが、成功の確率を大きく左右します。駅からの距離、周辺の環境、競合店の状況などを入念に調査しましょう。

5:独自性(Why:なぜあなたのお店なのか?)

なぜお客様は、他の店ではなく、あなたのお店を選ぶのでしょうか。これが「強み」や「売り」になります。「全国の珍しい地酒が揃う」「他にはない創作串焼きが楽しめる」など、明確な独自性を打ち出しましょう。

事業計画書の作成方法と重要性

コンセプトが固まったら、それを具体的な数値と計画に落とし込んだ「事業計画書」を作成します。

事業計画書は、金融機関から融資を受けるためだけに作るものではありません。作成する過程で、ビジネスの課題やリスクが浮き彫りになり、計画の解像度が格段に上がります。

■事業計画書の主な項目
創業の動機 なぜ居酒屋を開業したいのか、その情熱を伝えます。
事業内容 設計したコンセプトを具体的に記述します。
市場環境・競合分析 出店エリアの市場規模や、競合店の強み・弱みを分析します。
自店の強み 競合と比較して、自分の店が優れている点をアピールします。
販売戦略 メニュー構成、価格設定、集客方法などを具体的に計画します。
資金計画 必要な開業資金の内訳と、その調達方法を明記します。
収支計画 開業後の売上予測、経費、利益の見込みを立てます。最低でも1年分、できれば3年分の計画を立てましょう。

なお、専門機関による事業計画書の作成サポートを受けることも可能です。例えば、東京都が設立した「TOKYO創業ステーション」であれば、創業支援に熟練したプランコンサルタントから作成サポートを受けられます。また、税理士や行政書士、経営コンサルタントに作成代行や添削を依頼する手段もあります。

STEP2:開業資金の準備と調達

コンセプトと事業計画という土台が固まったら、次は現実的な課題である「開業資金」と向き合います。

どれくらいの資金が必要で、それをどうやって集めるのかを見ていきましょう。

居酒屋開業に必要な資金は総額いくら?

居酒屋の開業に必要な資金は、大きく分けて「設備資金」と「運転資金」の2つです。

店舗の規模や立地、内外装のこだわりによって大きく変動しますが、一般的に15坪程度の小規模な店舗では、居抜きで約700〜1,100万円、スケルトンで約1,100〜1,600万円が平均と言われています。

■資金の内訳

【設備資金】物件取得費
保証金 家賃の6~10ヶ月分が相場。退去時に修繕費などを差し引いて返還される敷金のようなもの。
礼金 家賃の1~2ヶ月分。大家さんへのお礼金。
仲介手数料 家賃の1ヶ月分。不動産会社に支払う手数料。
前家賃 契約月の家賃。
※居抜き物件(前のテナントの設備が残っている物件)を選べば、初期投資を大幅に抑えられる可能性があります。
【設備資金】内外装工事費・設備費
内装・外装のデザイン、施工費用
厨房設備(コンロ、冷蔵庫、シンク、製氷機など)
空調、給排水、ガス、電気工事費用
その他備品費(テーブル、椅子、食器、調理器具、レジ、電話など。)
【運転資金】

開業後、経営が軌道に乗るまでの間の経費。これを見落とすと、資金ショートのリスクが高まります。

最低でも3ヶ月分、できれば6ヶ月分の運転資金(内訳:家賃、人件費、水道光熱費、仕入れ費用、広告宣伝費など)を用意しておくのが理想です。

資金調達の具体的な方法

自己資金だけでは足りない場合、外部からの資金調達が必要になります。主な方法は以下の通りです。

◼︎自己資金

最も基本となる資金です。融資を受ける際にも、自己資金の額は「事業への本気度」を示す重要な指標となり、審査に大きく影響します。最低でも必要総額の2~3割は用意しておきたいところです。

◼︎日本政策金融公庫からの融資

政府系の金融機関で、これから創業する人への融資に非常に積極的です。民間の銀行に比べて金利が低く、無担保・無保証人で借りられる制度もあります。「新創業融資制度」や「新規開業資金」などの低利な固定金利制度を活用すると良いでしょう。

◼︎制度融資

地方自治体、金融機関、信用保証協会が連携して行う融資制度です。自治体が利子の一部を負担してくれるなど、創業者にとって有利な条件が設定されていることが多いのが特徴です。お住まいの地域の役所や商工会議所で情報を確認してみましょう。

◼︎親族からの借入

身近な応援者である親族からの資金援助は、創業者にとって心強く、有力な選択肢の一つです。しかし、「贈与税」のリスクに注意しましょう。

たとえ本人同士が「貸し借り」のつもりでも、客観的に見て「贈与」と判断されると、年間110万円の基礎控除額を超える部分に対して高額な贈与税が課せられる可能性があります。

◼︎補助金・助成金

国や地方自治体が提供する、返済不要の資金です。ただし、多くは事業開始後に経費を支払った後で支給される「後払い」であり、申請しても必ず採択されるとは限りません。開業資金のメインとして当てにするのは危険ですが、活用できれば大きな助けになります。

STEP3:必要な資格と許認可手続き

法律で定められた資格や許可がなければ飲食店を開業することはできません。

これらの手続きは、申請から許可が下りるまでに数週間以上かかることも珍しくありません。特に店舗の内装工事に関わる許可もあるため、「物件契約が決まったら、すぐに動き出す」くらいのスピード感で、早めに準備を進めることをおすすめします。

必ず取得すべき資格と許認可

まずは、居酒屋の営業に最低限必要となる3つの資格・許認可です。

食品衛生責任者

オーナー自身が取得するのが一般的ですが、従業員が資格を持っていても問題ありません。

取得方法:
各都道府県の食品衛生協会が実施する6時間程度の講習会を受講すれば、1日で取得可能です。

講習の免除:
調理師、栄養士、製菓衛生師などの資格を持っている場合は、講習会を受けなくても食品衛生責任者になることができます。

飲食店営業許可

店舗の所在地を管轄する保健所に申請し、取得します。これは、お店の施設が食品衛生法に基づいた基準を満たしていることを証明するもので、この許可なく営業することはできません。

申請の流れ:
①事前相談 → ②申請書類の提出 → ③施設検査 → ④許可証の交付

最重要ポイント:
内装工事の設計図ができた段階で、必ず工事着工前に保健所に事前相談に行きましょう。もし、完成した施設が基準を満たしていなかった場合、追加の工事が必要となり、余計な費用と時間がかかってしまいます。

施設検査:
保健所の担当者が実際に店舗を訪れ、厨房のシンクの数やサイズ、手洗い場の設置場所、換気扇、冷蔵庫の温度計など、図面通りに施工されているかを厳しくチェックします。

深夜酒類提供飲食店営業開始届出書

深夜0時以降もお客様にお酒を提供する場合は、店舗の所在地を管轄する警察署への届出が必須です。

注意点:
あくまで「届出」であり、「許可」ではありません。しかし、店舗の場所が住居専用地域でないことや、客室の内部に見通しを妨げる設備がないかなど、風営法に基づく要件を満たす必要があります。

提出時期:
営業開始の10日前までに提出する必要があります。

その他、必要に応じて検討すべき手続き

上記の3つに加えて、お店の規模や状況に応じて以下の手続きが必要になります。

防火管理者

店舗全体の収容人数(従業員数も含む)が30人以上になる場合は、防火管理者の選任が必要です。甲種または乙種の防火管理講習を受講することで資格を取得できます。

個人事業の開業届出書

個人事業主として開業する場合、事業開始から1ヶ月以内に管轄の税務署へ提出します。この届出を出すことで、社会的信用にも繋がります。

青色申告承認申請書

開業届と一緒に提出することをおすすめします。青色申告を行うことで、最大65万円の特別控除が受けられるなど、大きな節税メリットがあります。

労災保険・雇用保険

正社員・アルバイトに関わらず、従業員を一人でも雇用する場合は、労働保険(労災保険・雇用保険)への加入が義務付けられています。手続きは労働基準監督署とハローワークで行います。

STEP4:成功を左右する場所選び!店舗物件の探し方

「立地が9割」と言われるほど、どこにお店を構えるかは居酒屋の売上を大きく左右する最重要要素です。

コンセプトに合ったお客様が集まる場所でなければ、どんなに美味しい料理も知ってもらうことすらできません。後から変更することができない要素だからこそ、慎重に、かつ戦略的に物件を探す必要があります。

物件探しの流れと情報収集の方法

良い物件と出会うためには、複数の方法を組み合わせて、情報収集のアンテナを広く張ることが大切です。

1. 不動産情報サイトで探す

まずはWebサイトで、希望エリアの物件相場や、どのような物件が出ているかを把握しましょう。特に飲食店に特化した専門サイト(居抜き店舗.com・店舗そのままオークション・飲食店.COMなど)は、情報量も多く効率的です。

2. 地域の不動産会社を訪ねる

Webサイトに掲載されていない「未公開物件」の情報を、地域の不動産会社が持っているケースは少なくありません。希望のエリアや条件を具体的に伝えて、プロの視点から物件を紹介してもらいましょう。

3. 自分の足で探す

最終的に最も重要なのが、自分の目で確かめることです。出店を希望するエリアを、時間帯や曜日を変えて何度も歩いてみましょう。

「居抜き物件」と「スケルトン物件」のメリット・デメリット

物件には大きく分けて、前のテナントの設備が残された「居抜き物件」と、何もないコンクリート打ちっぱなしの状態の「スケルトン物件」があります。それぞれのメリット・デメリットを理解し、自分の計画に合った物件を選びましょう。

居抜き物件 スケルトン物件
メリット メリット
初期費用を大幅に抑えられる
開業までの準備期間が短い
レイアウトの自由度が非常に高い
自分のコンセプトを100%反映できる
全て新品の設備を導入できる
デメリット デメリット
レイアウトの自由度が低い
設備の老朽化リスクがある
前のお店のイメージが残る場合がある
内外装工事費が高額になる
開業までの準備期間が長くなる

契約前に必ずチェックすべき5つのポイント

気になる物件が見つかったら、契約を急ぐ前に以下の点を冷静にチェックしてください。

1. 立地と周辺環境

コンセプトで設定したターゲット顧客は、本当にその場所にいますか?ランチ需要はあるか、夜の人通りはどうか、競合店の客層や価格帯はどうかを徹底的に調査します。

2. インフラ設備(電気・ガス・水道・排気)

これは非常に重要です。特に、火力の強い調理機器を使う居酒屋では、電気の容量(アンペア数)やガスの容量が足りないと、追加の引き込み工事で数百万円単位の費用がかかることもあります。給排水や排気の設備が、計画している厨房機器に対応できるか、必ず専門家(内装工事業者など)に同行してもらい確認しましょう。

3. 物件の契約条件

家賃や共益費はもちろん、契約期間、更新条件、禁止事項(看板の設置制限や深夜営業の可否など)を契約書の隅々まで確認します。不明な点は必ず質問し、納得した上で契約に進みましょう。

4. 前のテナントの退去理由

もし可能であれば、不動産会社の担当者や近隣の人から、前のテナントがなぜ閉店したのかを聞いてみましょう。「売上不振」や「近隣トラブル」など、ネガティブな理由ではないかを確認することで、見えないリスクを回避できます。

5. 現地調査

一度見ただけで決めず、必ず時間帯(昼・夜)や曜日(平日・休日)を変えて、何度も物件の前に立ってみてください。人の流れや客層、街の雰囲気が全く違うことに気づくはずです。

STEP5:コンセプトを形にする!内外装工事と厨房設計

物件が決まったら、いよいよあなたのコンセプトを具体的な形にしていく内外装工事のステップです。見た目のデザイン性はもちろん重要ですが、お客様の居心地の良さと、従業員の働きやすさ(作業効率)を両立させた設計にすることが、繁盛店を作る上で不可欠です。

業者選びと設計・レイアウトのポイント

理想のお店を実現するためには、信頼できるパートナー(施工業者)選びが何よりも重要です。

実績豊富な業者を選ぶ

飲食店、特に居酒屋の設計・施工実績が豊富な業者を選びましょう。過去の実績を見せてもらい、デザインのセンスや提案力を確認します。経験豊富な業者なら、インフラ設備や関連法規にも詳しいため、安心して任せることができます。

複数の業者から相見積もりを取る

必ず2~3社以上の業者に同じ条件で見積もりを依頼し、費用と提案内容を比較検討しましょう。単純な金額の安さだけでなく、「なぜこの金額になるのか」という内訳が明確で、こちらの要望に対して親身に提案してくれる業者を選ぶことが大切です。

「動線」を最優先に考える

動線とは、店内のお客様や従業員の動きを示す線のことです。この動線がスムーズでないと、居心地の悪さや作業効率の低下に直結します。

顧客動線:入口から客席へ、客席からトイレへの流れはスムーズか。お客様同士がぶつからないか。

従業員動線:厨房から料理を提供し、空いたお皿を下げ、洗い場へ運ぶまでの一連の流れが効率的か。従業員同士がすれ違うスペースは確保されているか。

厨房は「機能性」、客席は「快適性」

厨房は、限られたスペースでいかに効率よく作業できるかが命です。調理スタッフの身長や利き腕も考慮して、調理機器の配置を1cm単位で検討しましょう。一方、客席は、お客様が長時間過ごしても疲れないか、隣の席との距離は適切かなど、快適性を最優先に設計します。

関連法規を遵守する

店舗の設計は、消防法や建築基準法、地域の条例など、様々な法律を守る必要があります。防火扉の設置、避難経路の確保、内装材の制限など、専門的な知識が求められるため、業者に任せきりにせず、設計図の段階で法規を遵守しているか必ず確認しましょう。

STEP6:お店を動かす心臓部。設備・備品・仕入れ先の確保

お客様に最高の料理とサービスを提供するための厨房設備、調理器具、そして要となる食材やお酒の仕入れ先まで、お店をスムーズに運営するために必要なものを確実に揃えていきましょう。

厨房設備・調理器具・食器の準備

厨房は、お店の売上を生み出す心臓部です。予算とのバランスを取りながら、機能的で効率的な厨房環境を整えることが重要になります。

新品か中古か?賢い選び方

厨房機器は非常に高額なため、全てを新品で揃える必要はありません。予算に応じて、新品と中古品を賢く組み合わせましょう。

新品がおすすめなもの:
冷蔵庫、冷凍庫、製氷機など、故障すると営業に致命的な影響が出る機器や、衛生管理が特に重要な機器は、保証がしっかりしている新品を選ぶと安心です。

中古品で検討できるもの:

作業台、シンク、棚、コンロなど、比較的構造がシンプルで故障のリスクが低いものは、中古品でコストを抑えるのが有効です。

必要なものリスト(一例)

お店のコンセプトによって必要なものは異なりますが、一般的な居酒屋で必要となる設備・備品は以下の通りです。

厨房設備:
ガスコンロ(レンジ)、作業台(コールドテーブル)、シンク、業務用冷蔵・冷凍庫、製氷機、フライヤー、食器洗浄機、電子レンジ、炊飯器、換気設備(フード)など

調理器具:
鍋、フライパン、包丁、まな板、ボウル、ザル、バット、計量カップ、お玉、トングなど一式

食器類:
皿(各種サイズ)、小鉢、茶碗、お椀、箸、スプーン、フォーク、グラス、ジョッキ、徳利、おちょこなど(客席数の2~3倍の数を揃えるのが目安)

どこで揃える?

厨房機器は、専門の業者から購入するのが一般的です。ショールームで実際に製品を見たり、専門家(ホシザキ、タニコー、マルゼンなど)からアドバイスをもらえたりします。また、中古品を専門に扱う業者(テンポスバスターズなど)を利用すれば、コストを大幅に削減できます。

食材・お酒の仕入れ先開拓

料理の味を決定づける食材やお酒の仕入れは、お店の個性を生み出すための重要なプロセスです。安定供給とコスト、品質のバランスを見ながら、コンセプトに合った最適な仕入れ先を開拓しましょう。

主な仕入れ先の種類

業務用スーパー:一般的な食材や調味料を安価に仕入れられます。

地域の卸売市場:新鮮な魚介類や野菜を直接見て仕入れることができます。

専門の卸売業者(食材・酒類):幅広い品揃えの中から、電話やネットで注文でき、店舗まで配送してくれるため効率的です。

生産者からの直接仕入れ:農家や漁師から直接仕入れることで、新鮮でこだわりの食材を安定的に確保できます。お店の「売り」にも繋がります。

仕入れ先選びのポイント

最初から一社に絞る必要はありません。複数の業者の品質、価格、最低注文単位(配送ロット)、配送頻度などを比較検討しましょう。メインの業者と、緊急時に対応してくれるサブの業者を確保しておくと安心です。

差別化に繋がる「こだわり」

「〇〇港直送の鮮魚」「契約農家の無農薬野菜」「店主が厳選したこだわりの地酒」など、仕入れへのこだわりは、他店との明確な差別化となり、お客様を惹きつける強力な武器になります。

STEP7:サービスの質を決定付ける。人材の募集と教育

どれだけ素晴らしい料理と空間を用意しても、それを提供する「人」の質が低ければ、お客様の満足は得られません。従業員は、お店のコンセプトを体現し、お客様と直接触れ合う「顔」であり、リピーターを生み出すか否かを決定づける最も重要な要素です。

募集・採用と開店前のトレーニング

良い人材と出会い、最高のチームを作るためには、戦略的な募集と入念な開店準備が不可欠です。

募集・採用のポイント

募集方法:
Webの求人サイトや専門誌、ハローワーク、地域の情報誌、店頭での告知など、様々な媒体を活用します。その際、時給や勤務時間といった条件だけでなく、お店のコンセプトや「どんなお店にしたいか」という想い、求める人物像を明確に伝えることが、ミスマッチを防ぐ鍵となります。

面接:
調理経験や接客スキルはもちろん重要ですが、それ以上に「人柄」「向上心」「お店のコンセプトへの共感」を重視しましょう。スキルは後からでも教えられますが、人間性や仕事への姿勢は簡単には変えられません。

開店前のトレーニング:
オープン初日からお客様に満足していただけるサービスを提供できるよう、万全の準備を整えましょう。

マニュアルの整備:
接客の流れや言葉遣い、料理の基本的な作り方、清掃の手順などをまとめたマニュアルを作成します。これにより、誰がやってもサービスの質を一定以上に保つことができます。

シミュレーション営業(プレオープン):
オープン前に、友人や知人を招待して、実際にお客様としてお店を体験してもらう「プレオープン」は非常に有効です。

これからの居酒屋に必須!キャッシュレス決済の重要性

最高の立地で、こだわりの内外装と厨房を整え、素晴らしいスタッフと最高のメニューを準備した。しかし、もしあなたのお店が「現金払いのみ」だとしたら、その努力がお客様に届く前に、選択肢から外されてしまうかもしれません。

現代において、キャッシュレス決済への対応は、単なる「便利な選択肢」ではなく、お客様に選ばれ続けるための「必須条件」となりつつあります。せっかく準備したあなたのお店が、「支払い方法」という最後のワンマイルで機会損失を生まないために、その重要性を理解しておきましょう。

キャッシュレス決済がもたらす4つのメリット

現金払いのみの場合と比較して、キャッシュレス決済の導入は店舗運営に多くのメリットをもたらします。

1. 客単価の向上

お客様は手持ちの現金を気にすることなく、「もう一杯」「もう一品」と追加の注文をしやすくなります。特にグループでの利用が多い居酒屋では、この効果は売上に直接的なインパクトを与えます。

2. インバウンド需要の取り込み

多くの訪日外国人は、自国で使い慣れたクレジットカードでの支払いを好みます。キャッシュレス決済、特にクレジットカードに対応していることは、増加するインバウンド観光客の需要を取り込む上で不可欠です。

3. 会計業務の大幅な効率化

現金の数え間違いや、釣銭の受け渡しといったミスがなくなります。さらに、一日の終わりに行うレジ締め作業にかかる時間が劇的に短縮され、オーナーやスタッフの負担を大きく軽減します。

4. 衛生面の向上

お客様とスタッフの間で現金の物理的な受け渡しがなくなるため、衛生的な店舗環境を保つことができます。これは、食を提供する飲食店として、お客様に安心感を与える重要な要素です。

3つのポイントでおすすめ。居酒屋に最適な決済端末「PayCAS Mobile」

重要なのは、単一の決済手段だけでなく、「クレジットカード」「電子マネー(交通系ICなど)」「QRコード決済」といった多様な決済手段に対応することです。お客様が「普段使っている、ポイントが貯まる決済方法」を使えることは、お店選びの大きな動機となり、顧客満足度を直接的に向上させます。

数ある決済端末の中で、居酒屋の運営にはPayCAS Mobileがおすすめできます。以下の3つのポイントをみてみましょう。

1. コードレスで「テーブル会計」に対応できるか?

賑やかな居酒屋において、お客様を会計のためにレジまで呼ぶのは、お店の活気を削ぎ、お客様にストレスを与えかねません。お客様が自分たちの席でリラックスしたままスマートに会計を済ませられる「テーブル会計」は、上質な顧客体験を提供する上で今や不可欠です。

そのためには、持ち運びが簡単なコードレスのモバイル決済端末が必須です。「PayCAS Mobile」なら、プリンター内蔵型のモバイル端末なので、テーブル会計を一台でスムーズに実現します。

2. 一台で多様な決済ブランドに対応しているか?

「PayCAS Mobile」なら、一台で主要なクレジットカード、電子マネー、そしてPayPayをはじめとしたQRコード決済に対応しているため、どの決済方法を希望されても、スマートに対応可能です。

これにより、お客様の多様なニーズに応えられるだけでなく、レジ周りに複数の端末を置く必要がなくなり、スッキリとした環境を保てます。

3. 誰でも直感的に使える「簡単な操作性」か?

スタッフの入れ替わりも想定される飲食店において、決済端末の操作が複雑なことは、教育コストの増大や会計ミスによるトラブルの元となります。

「PayCAS Mobile」は、スマートフォンのように直感的に操作できる大きなタッチスクリーンを搭載しており、誰でもすぐに使いこなせるようになります。忙しいピークタイムでも、迅速かつ正確な会計処理が可能です。

あなたの居酒屋を成功に導く、最後の重要ピース

本記事では、居酒屋開業のコンセプト設計から資金調達、物件選び、そして日々の運営準備まで、あなたの夢を形にするための全ステップを網羅的に解説しました。

これら一つひとつの準備は、単なる作業ではなく、あなたのお店がお客様に愛され、長く繁盛していくための重要な土台作りです。

そして、その土台の上に確実な売上を築き、お客様の満足度を最大化するための「最後の重要ピース」が、キャッシュレス決済の導入です。もはや現金払いだけでは、大きな機会損失を生んでしまう時代。多様な決済手段への対応は、これからのお店にとって必須の条件と言えるでしょう。

特に、これから開業準備で忙しくなるオーナー様にとって「PayCAS Mobile」は、非常に心強いパートナーとなるはずです。一台で多様な決済方法に対応でき、テーブル会計もスムーズ。運営の手間を減らし、最も大切な「料理」と「接客」に集中できる環境を整えてくれます。

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