支払いをするユーザー側のPayPayアプリがインターネットに接続できない(オフライン)場合に、一定の条件を満たすとオフライン状態のまま決済ができる機能があります。
ストア側の受取の操作はオンライン時と変わりませんが、一部の機能に制限があるため、オフライン支払いモードで取引をする際はいくつかの注意事項があります。
オフライン支払いモードの利用条件
ユーザー側のPayPayアプリがインターネットに接続できない、または接続が不安定な場合に、アプリに「インターネットに接続できません」と表示され、自動でオフライン支払いモードに切り替わります。
オフライン支払いモード下では、ストア側がアプリや端末でユーザーのQRコードまたはバーコードを読み取る、ストアスキャン決済による取引ができます。
Apple WatchのPayPayアプリでは、オフライン支払いモードは利用できません。
対象ユーザー
- インターネットに接続できない、または接続が不安定な場合
- PayPayアプリのバージョンが4.2.0以降
- 過去1週間以内にPayPayアプリを開いている
- PayPay側でアクセス集中などの障害が発生している場合
- PayPayアプリのバージョンが4.57以降
- 過去1週間以内にPayPayアプリを開いている
支払い方法
- PayPay残高
- PayPayクレジット
- PayPayポイント
上限
- 取引金額 50,000円/回
- 取引回数 5回/24時間、20回/30日間
上限を超える取引は取引失敗となります。
取引金額の上限内でも、残高不足の場合は取引失敗となります。ただし、オートチャージ機能は有効です。
ストア向けの注意点
ストア側でQRコードを読み取るためのアプリや端末が必要です
オフライン支払いモードでの支払いは、ストア側のアプリや端末でユーザーのQRコードやバーコードを読み取る「ストアスキャン決済」に限定されます。
ユーザーが店頭のQRコードを読み込んで支払う「ユーザースキャン決済」では支払いができません。
ストア側でQRコードやバーコードの読み取りに必要なスマートフォンやタブレットを用意し、PayPay for Businessアプリを利用できる状態にしておく必要があります。
決済の流れについて
PayPay for Businessアプリについて
ストア側はオンライン状態である必要があります
オフライン支払いモードは、ユーザー側のPayPayアプリでのみ提供している機能です。
ストア側のPayPay for Businessアプリや端末を通してPayPayのシステムと通信するため、ストア側はインターネットと接続している(オンライン)状態である必要があります。
ユーザー側では支払い完了を確認できません
オフライン支払いモードでは、ユーザー側はPayPayのシステムとの通信がないため、取引結果を確認できません。
支払いが完了してもユーザー側のアプリで「♪PayPay」という決済音は鳴らず、支払い完了画面に切り替わることもありません。
支払いが正常に完了したかどうかは、ストア側でのみ確認できます。取引結果を必ず確認した上で、商品やサービスを提供してください。
支払いに失敗した場合、ユーザー側にエラーは表示されません
支払いに失敗した場合も同様に、ユーザー側のアプリでは取引結果が表示されないため、エラーの内容を確認できません。
ストア側のアプリや端末で、取引のステータスを必ず確認してください。支払いに失敗した場合、PayPay for Business上では「取引失敗」というステータスが表示されます。
QRコードは(株)デンソーウェーブの登録商標です。