コロナ禍を契機に、現金以外の支払い方法を検討し、横浜市保土ケ谷区の協力のもと「PayPay」を導入しました。まずは導入して試しに使ってみることが大事。地域のお祭りや、自分の班の集金で試して模索しながら使用しています。
横浜市保土ケ谷区岩井町は住宅が立ち並ぶ落ち着いたエリア。近くには学校や公園があり、静かな環境で家族住まいにおすすめです。 国道1号から横浜清風高等学校方面へ、長く急な坂道(いわな坂)を上りきった交差点の脇に「北向地蔵」があります。地蔵が見守るこの道は「かなざわかまくら道」として古くから多くの人に利用されています。
神奈川県横浜市保土ケ谷区の「岩井町原第一町内会」。町内会への加入世帯数は400世帯近くにものぼります。
「岩井町原第一町内会」は、全国で初めて町内会としての「PayPay」での決済を導入をいただきました。
今回は、町内会会長の小石川さんに、町内会における「PayPay」での決済導入のきっかけやメリットなどについてお話をお伺いしました。
2024年8月に行われた岩井町原連合町内会主催の納涼盆踊り大会でも、「PayPay」での決済を導入
ーこの記事が参考になりそうな方ー
――「PayPay」での決済導入のきっかけを教えてください。
コロナ禍になる前から、町内会費の現金以外の集金方法を検討していました。会費の集金は町内会役員が行っていますが、現金の受け取りや受け取った会費の金額確認など負担がかなり大きいものです。
コロナ禍になったタイミングで、横浜市が様々なデジタル化を進めるとの話がでてきました。この時に保土ケ谷区役所地域振興課の担当者さんが、自治会費の集金のキャッシュレス対応ができる事業者の候補を探してくれてました。区の協力を得ながらスムーズに「PayPay」での決済の導入の話を進めることができました。
――町内会の集金はどのような方法がありますか。
今は現金と銀行振り込み、「PayPay」の3つの支払い方法で町内会費収集を行っています。
岩井町原第一町内会 会長の小石川さん
――「PayPay」での決済を導入するにあたり不安だったことなどありましたか。
実際に利用してもらうようになるまでは、 結構反対の方が多かったんですよ。「PayPay」での決済の導入に関して賛成していたのはおそらく私一人くらいだった気がします。(笑)
年齢的に若い世代の40代の役員の人たちも反応が良くなかったです。高齢者のご家庭もありますし、「PayPayで町内会費を支払ってもらうなんて無理じゃないですか」と言われていました。
私がいくら役員の皆さんを説得しようにもどうにもならない状況ではあったので、役員会を何回かやって、保土ケ谷区役所の方やPayPayの担当者さんに説明に来てもらいました。
導入前は大変でしたが、実際に「PayPay」での決済をしてもらって良さを実感してもらえていると思います。
――「PayPay」での支払い導入にあたり、住民の方への周知はどのように行いましたか。
町内会の役員会で「PayPay」での支払い導入の承認を得たあと、会員の皆さんにはチラシを作って掲示板などで周知しました。
2024年10月から全班「PayPay」での町内会費支払いを始めますが、その前に私の班でテスト的に会費の集金を「PayPay」で行いました。会計管理もPayPayの管理画面「PayPay for Business」にある決済データを用いて行いました。
また、今後町内の皆さんに「PayPay」を使っていただけるように、8月に行った岩井町原連合町内会主催の納涼盆踊り大会でも、「PayPay」での決済を導入して利用してもらうきっかけを作りました。
とにかく、「PayPay」での決済を体験してもらうことが大事だと考えています。
住民へのお知らせは掲示板を活用して実施。掲示板には地域の様々なお知らせを常に掲載。
――小石川さんの班の会員さんで集金を試験的に行った際や、お祭りで利用した時など、住民の方の「PayPay」での決済の反応はいかがでしたか。
班の会員さんは「町内会費の支払いでPayPayのポイントが貯まるなんですごい!」と感動してくれていました。現金支払いではポイントはもらえないですからね。
盆踊り大会の時にも、「PayPay」での決済ができることに驚いている人が多かったです。「PayPayが使えるんだ」「便利だな」と。町内の皆さんに実際に「PayPay」を使っていただく機会にもなりましたし、お祭りでも利用してみて本当に良かったと思います。
8月に実施した盆踊り大会では、スタッフが積極的にお客さんに声をかけ、「PayPay」での決済について説明を行った。
――「PayPay」での決済を導入して、メリット・デメリットはありますか。
一番のメリットは、決済手数料が安いということですね。あとは現金を扱わないで済むことや、支払っていただく会費の金額間違いがないというのはかなりのメリットです。役員さんの手間が相当省けていると思います。
また、町内会のお祭りなど、町内会の集金以外の決済方法としても使えるのもメリットです。
会員の方にとっては、現金を持ち合わせてなくてもPayPayアプリさえあれば支払いができることも大きいメリットになるかと思います。
導入に際してのデメリットは特にありませんでしたが、実際に使ってみると課題も見えてきました。PayPayの加盟店登録が完了したあと、私の班でテスト的に会費の集金を「PayPay」で行った際、管理画面「PayPay for Business」の決済データだけだと会員の個人名がわからないんですよね。町内会の帳簿との付け合わせの際にも、個人単位で確認することが必要なので、ちょっとネックです。今後、会員さんに支払してもらう時に名前を入力したうえで支払いできるような機能ができることに期待します。
2024年10月からは、町内会内の全班で「PayPay」による町内会費の支払いができるようになる予定です。集金は役員が会員さんと必ず対面で行うので、決済してもらった日時と支払いをしてくれた人を一緒にメモしておいてもらうようにして管理しようと考えています。
――今後PayPayに期待したい事はありますか。
全国の自治会や町内会で働く役員、特に会計を担当されている皆さんは、現金での会費の集金やその管理に頭を悩ませていることが多いのではないかと思います。「PayPay」を導入すれば、集金の管理がスムーズになり、現金を紛失してしまうリスクも軽減されることが期待できます。
自治会・町内会の役員の皆さんの負担がもっと減るように、PayPayさんには管理画面などの使い勝手も改善していただければ大変ありがたいです。
住民の皆さんにも事前に現金を用意する必要がなくなるといったメリットがありますし、「PayPay」の導入による利便性が高まることで、全国の自治会や町内会での利用がさらに広がるのではと考えています。
――今後、自治会・町内会への「PayPay」での決済の導入を検討されている方へ一言メッセージをお願いいたします。
とにかく、まずは「PayPay」での決済の導入を試してほしいです!導入が成功だったか失敗だったかは、導入してみないとわからないので。何でもそうですが、新しいことをまずは一通り運用してみることが大事です。
現金を扱わなくて済むことや手数料の安さは、管理する側にとっては本当にメリットですし、住民の方にとってのメリットも多く、受け入れてもらえると思います。
会費の集金だけでなく、お祭りで試しに使ってみると、地域の人の反応も見ることができてよいので、ぜひご検討ください。
PayPayの営業担当者と記念撮影
老若男女問わず、PayPayを利用するユーザーは日に日に増えています。
自治会・町内会の役員、会員双方にメリットがある「PayPay」での支払いを導入してみませんか?
※記事内容は取材当時のものです。現在のサービス(決済システム利用料、サービス名称、費用等)と異なることがございます。
自治会・町内会
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