加盟店が多く、登録ユーザー数も圧倒的に多いPayPayなら導入することでお客さまの利便性をあげられると感じた。
国立科学博物館上野本館には「地球館」と「日本館」の2つの展示館があります。「地球館」には世界的規模の大型哺乳類剥製標本群を主とする「ヨシモトコレクション」や恐竜の骨格標本など迫力のある標本資料を展示中。「日本館」には中央ホールのステンドグラス、360度全天球型映像シアターなどがあり見どころ満載。
国立科学博物館、通称「科博(かはく)」は1877年(明治10年)に創立された歴史ある博物館で、自然史・科学技術史に関する国立として唯一の総合科学博物館です。東京都台東区上野公園内にある上野本館の展示館のひとつ「日本館」は2008年(平成20年)に国の重要文化財に指定されました。この上野本館でもPayPayが使えるようになりました!PayPay導入に携わったご担当のみなさまにお話をお伺いしました。
屋外展示されている地球上で最大の動物シロナガスクジラの実物大模型。尾びれを高く海面にあげて潜る瞬間を再現
ーこの記事が参考になりそうな方ー
――PayPayを導入したきっかけを教えてください
(関根さん)2020年3月には新型コロナウィルス感染拡大防止の観点から、上野公園内の施設はほとんどがインターネットでの事前予約制となっており、あわせて、スマホ決済導入の必要性が高まっていました。
独立行政法人として文部科学大臣から示された5カ年計画中期目標のひとつに「国民に対して提供するサービスその他の業務の質の向上」があります。そのため現状ある決済手段にスマホ決済を追加してお客さまの利便性をあげることを検討していました。
そういった中で、PayPay営業さんからお電話いただき「PayPayはユーザー数3,600万人(※)」と聞きました。PayPayは地域の小さいお店でも使えるほどかなり普及しており、多くの人に利用されているスマホ決済だと自分自身も思っていました。
(齋藤さん)スマホ決済は社会的要請が高く、感染症対策にもつながりますので科博にも必要と考え、上司の関根にも相談し「PayPayの話を詳しく聞いてみよう」とPayPay営業さんに科博までお越しいただきました。
※2021年2月当時。アカウント登録を行ったユーザーの数
左から、福﨑さん、齋藤さん、関根さん。
福﨑さんが手に持っている「固定金額QRコード」は、ユーザーがスマホで読み込むことで、金額を入力せずにお店側が設定した金額で決済できるスグレモノ
(齋藤さん)QRコード決済が普及している中、科博は対応できていなかったので、利用者の多いPayPayを導入することでなにか変えられたらいいなと期待感がありました。
個人的にも最近お財布を出すのが面倒に感じていて、スマホ決済をどれかダウンロードしようかなとちょうど思っていたところでした。
(関根さん)わたしは科博にPayPayを導入する前からPayPayユーザーでした。
PayPayアプリをダウンロードしたきっかけは、オフィスグリコです。事務室内にオフィスグリコがあるのですが、小腹が空いたときに買おうと思っても小銭がなくて買えないことが。そんなとき「PayPayで支払える」というポップを見てダウンロードしたんです。PayPayならおつりはいらないし、100円のお菓子を買うと2円戻ってくるし。「普通こんなに還元率が高いことないよ!」ってみんなにおすすめしてました(笑)
PayPayも決済方法の選択肢として認識できるよう案内板にPayPayのロゴを貼っています
――PayPay導入前に感じたメリットを教えてください
(齋藤さん)PayPay営業さんから「国立科学博物館にPayPayを導入してほしい」というリクエストが寄せられていると聞きました(※)。実際にお客さまからも直接「PayPayは使えないですか?」という問い合わせを受けていました。
※PayPayはアプリ上からユーザーがPayPayを使いたいお店をリクエストすることができます
他にも、上野公園内でPayPay支払いができるお店が増えていること、PayPayはQRコード決済の中でシェア率が上位であること、導入後のランニングコストが2021年9月末まではかからないというお話を聞いて、館内で検討した結果、導入することにしました。
(齋藤さん)入館料の支払い手段として2021年4月13日からPayPay支払いをご利用いただけるようになりました。
これを機に、自分もPayPayアプリをダウンロードしました!
お客さまの利便性を第一に考え、各種決済サービスを用意しています
(齋藤さん)レジ業務オペレーションはわたしからスタッフに伝えました。実はこの説明会の日、PayPay営業さんに科博までお越しいただき、オペレーションの説明をイチからしていただく予定だったのですが、PayPay の操作がシンプルかつ簡単であったために、PayPay営業さんが到着する前にわたしの説明だけで済んでしまうということが起こりました。その節はご足労かけてすみませんでした!(笑)
コールセンターにも問い合わせがくることを想定して、PayPay利用者からの「よくある質問」をまとめて印刷し、渡しております。
導入初日も、レジスタッフが行う操作が本当に簡単だったので問題なく対応でき、安心しました。
日本館はネオルネサンス様式を基調とした重厚な建物。内部の反響が素晴らしく、コロナ禍以前にはミュージアム・コンサートを開催していたほど
――PayPayを導入して困ったことはありましたか?
現時点では、困ったことはほとんどないですね。
PayPayの売り上げは、PayPay for Business(加盟店向け決済管理ツール)で日々の売り上げの集計と合わせて確認しており、経理担当者と総合案内の受付業務担当者のみがアクセスできるようにしています。
PayPayは支払いと同時にPayPay for Businessで確認でき、日計を出すために必要な売り上げを簡単に確認できるので助かります。
総合案内にて実際にPayPayを取り扱う担当者の方に作っていただいた「固定金額QRコード」の効果か、月末締めの売り上げに差異はありませんでした。
慣れるまでは大変でしたが「固定金額QRコード」のおかげか、ミスを心配していた導入直後でもPayPay支払いに差異はありませんでした。
「固定金額QRコード」はこちらで指定した金額のQRでコードが作成できて便利ですね。ユーザーがスマホで読み込むことで、金額を入力せずに済むので間違いがありません。
PayPayは締めてから2営業日後に入金されるので早いですよね。
大人も子供も大好きな恐竜。地下1階にある骨格標本は最新の研究結果を受けて姿勢を変えています。2019年開催の特別展では過去最高の入場者数67万人を記録!
――PayPayを導入してメリットはありましたか?
(齋藤さん)初動の4月13日~24日までの11日間で見ると、券売機で現金支払いされる方が約7割、クレジットカードや交通系ICカードなどのキャッシュレス決済が27%ほどでした。
11日間という短い期間でしたが、PayPay支払いは2.5%ほどあり、以降も徐々に割合が上がってきています。
現金でお支払いになるお客様は券売機を利用し、カードや交通系ICカード等のキャッシュレス決済の方は窓口を利用していただくのですが、入口正面や窓口にあるポップを見てPayPayが使えると知ってくださった方が PayPay 支払いを選んでいるようです。
手数料がかかるクレジットカードからPayPay支払いに移行していただくことでコストが抑えられたことはメリットですね。
(関根さん)ただ、なによりも「お客さまの利便性があがった」というメリットは大きいかと思います。
地球館3階「ヨシモトコレクション」は日系アメリカ人実業家Watson T. Yoshimoto氏による寄贈。そのリアリティと迫力ある展示に圧倒されます
(齋藤さん)コロナ禍以前は、券売機に並ぶ列もでき、入館までかなりお待ちいただくこともありましたが、 PayPay導入で少しでもスムーズにご案内できるのではないかと期待しています。
(関根さん)2021年10月から決済システム利用料(※)が発生すると伺っていますが、一概に有料になったからといってやめるわけではないです。
他社との比較、利用状況とその効果をみて検討した上で続けるか続けないか判断します。
お客さまに対してどう向き合うかが一番重要なので、お客様のご希望があれば継続してPayPayを利用すると思います。
※費用について詳しくはこちら
2階北翼「日本人と自然」ではその時代の生活様式を詳細に研究しつくられた再現度の高い標本はさすがの科博クオリティ。「現代人」という「参加する」展示もあります。(あれ、齋藤さん?)
日本館3階北翼のフタバスズキリュウ(左)。日本で有名な犬「ハチ」のはく製(実物!)は日本館2階北翼展示室にいます。また甲斐犬のクロや南極観測で活躍したジロなどの日本で有名な犬が揃い
ます。(右)
(齋藤さん)あくまで個人的な思い付きですが、といった記載の追加をお願いいたします。ほかの博物館もPayPayが使えるところが増えれば、博物館つながりのイベントができたり、上野公園の飲食店などの施設と科博をつないだり、もっと広がって台東区でイベントができたらいいなと勝手に妄想しているんです。
PayPayはコンピュータとネットワークに強い会社ですから、決済した場所や時間に応じでおすすめの施設をご案内して相互に誘致、なんてことも可能なのではないでしょうか。
(関根さん)「それいいねやりましょう。」
(齋藤さん)「いま、上司の許可が得られました(笑)」「こんな感じでいつもトントンと決まります。」と長澤さん(左奥)。
自分たちのように公的な機関ではクリアしなければいけない課題が多くあると思いますが、来館者サービスの向上を検討すると、結局はお客さまにとっての使いやすさとはなにかを追求していくことになるかと思います。
「決済手段を増やすこと」はお客さまにとっての使いやすさとなり、より良いサービスの提供へつながっていると思います。
「お客さまの利便性を上げたいけれど、なにをやったらいいかわからない」という公的機関や施設にとって当館の導入が一つの参考やきっかけになれば幸いです。
ありがとうございました。PayPayの良さを伝えてユーザー数を増やすのがわれわれPayPayの仕事なのでこれからもがんばります!
今後もPayPayは機能を充実させ、よりよいサービスを提供してまいります。
さまざまな業種でご利用いただいているPayPayの導入をぜひご検討ください。
国立科学博物館 上野本館
東京都台東区上野公園 7-20
TEL:050-5541-8600
HP:https://www.kahaku.go.jp/
※記事内容は取材当時のものです。現在のサービス(決済システム利用料、サービス名称、費用等)と異なることがございます。
※たばこ等の法令に基づき、自らの費用負担により商品等代金の値引きや商品等の購入者に対する経済的利益の提供等が禁止されている商品またはサービスについては、PayPayクーポンの適用を禁止します。
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